2026/06/22
施設ブログ
ルミエール
ルミエールの利用者さんにはプロ野球や甲子園、大相撲などのスポーツをテレビやラジオで観戦することを楽しみにしている方がいます。その中で今回、大相撲が大好きな利用者さんのメイン外出として、大相撲春巡業「船橋場所」へ出かけました
朝早くから出発し、船橋アリーナへ到着すると5千人以上の観客で「満員御礼」の大盛況となっており、熱い視線が土俵上に注がれていました
プログラムが開始され、まずは大勢の力士が土俵を囲み、公開稽古が行われました。目の前で見る力士たちの姿に利用者さんのテンションも上がります。それから幕下以下の取組へと続き、その間には初っ切り、相撲甚句、太鼓実演など観客に楽しんでもらう演目が入ります
相撲甚句とは、力士が披露する囃子唄のことです。初っ切りというのは相撲甚句同様、江戸時代から続く相撲の伝統芸で、取組の前に相撲の技や禁じ手を実演しながら解説したものだったそうですが、その様式は時代とともに変化し、現代ではいわばドリフのコントを力士が演じているかのようでした。さながら二人の力士は志村けんと加藤茶、行司はいかりや長介といったところでしょうか。ときに悪ふざけが過ぎる両力士にいかりや行司が「お前らちゃんとやれ!」と喝を入れますが、志村力士が加藤力士に向け放ったラリアットがいかりや行司に命中しひっくり返る・・・普段は命を削るような真剣勝負が繰り広げられる土俵上で披露される、茶目っ気たっぷりの力士たちの振る舞いに、大笑いしながら思わず拍手を送ります
昼休憩となり、アリーナの外へお弁当を買いに行くと、力士の方々も同じようにお弁当を買い求められており、なんだか親近感がわきました
午後の演目に入り、いよいよ幕内、横綱の土俵入り。会場の雰囲気も引き締まります。そして幕内力士の取組が行われ、観客も大いに盛り上がっていました
最後は厳かな弓取式で締めくくられ、見どころ満載だった巡業に利用者さんも大満足された様子で、帰りの車中のみならず、施設に着いてなお興奮冷めやらず「楽しかった」「よかった」と笑顔で話されていました
2026/05/28
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ルミエール
2026/04/29
施設ブログ
ルミエール
今年の桜は長く楽しめましたね
すっかり春を迎え、ルミエール菜園も次の植物を育てる動きが始まりました
企画職員の手によって、まず土を耕し、堆肥を混ぜ込んでいます
そんな様子を見ながらふと横の菜園に目をやると、思いがけない光景がそこにありました
つい2ヶ月前、紫色に変色し企画職員によって敗北宣言がなされたはずのきゃべつが、生き返っている•••!
「これは、どういうこと?」
そう聞くと「暖かくなって芽が出てきたみたいですね」とこともなげに言う企画職員
確かに考えてみれば、桜の木も冬には枯れたようになり、春になると花が咲くわけで•••
別に不思議なことでもないようなのですが
更に1週間程経つと緑が鮮やかに
「真ん中の一番大きいのは収穫できるかもしれません」
ということで、冬を越し息を吹き返したきゃべつが今後どう育つのか、行く末を見届けたいと思います
2026/04/06
施設ブログ
ルミエール
以前お伝えしたトランポリンを上手に乗りこなす利用者さんのメイン外出を行いました
今回、外出先としてさまざまなトランポリン体験が出来る、浦安の「トランポリンパーク」に行ってきました。施設とは違うトランポリンに乗っている姿が見たい、とお母様と妹さんも同行されました
トランポリンパークは、体育館ほどの広さに数種類のトランポリンが設置され、向かいあったトランポリンでドッチボールができるもの、バスケットゴールにダンクシュートができるもの、高い場所からふかふかのトランポリンに飛び降りるものなど趣向を凝らしたさまざまなトランポリン体験ができる施設です
施設に着き簡単な説明を受け、まずは一番広いスペースを占めている、縦6×横4の合計24のトランポリンが格子状に敷き詰められているエリアに行きました
利用者さんはトランポリンに一歩足を乗せるとなんのためらいもなく、すぐに勢いよく跳び始めました
そばで見守りつつ、他の来場者とぶつからないよう、格子状のトランポリンの縁から時折手引きをし、隣のトランポリンへ移動しながら存分に跳んでもらいました
視覚的にはたくさん並んだトランポリンの全体像が把握できますが、視覚障害のある利用者さんにとっては、トランポリンの縁をまたぐとまたトランポリン、その隣もまたトランポリン、進めど進めどトランポリンという、経験したことのない金太郎飴的堂々巡りの世界に迷い込んだ気持ちになっていたのかもしれません
ひとしきり遊び終え、次は「上級者向け」エリアに移りました。スタッフの方に聞くと、弾力性が強く高く跳べるとのことでしたが、乗っていただくとしっくりとこないのか、すぐに降り先ほどのトランポリンの方へ向かわれ気持ちよく飛び跳ねていました
そうするうち終了時間が近づき、施設を出ることを伝え手引きをすると、強い力で戻ろうとされていました。もっと乗っていたかったようですね
ロビーのソファーに座り、ジュースを飲みながら少し休みました。実は、付き添いで来られた妹さんも料金を支払い、お母様の見守りのもと(妹さんも視覚障害を持つ方です)トランポリンを楽しまれていたのです
みんながへとへとになっている中、それでもまだ飛び足りない様子で立ち上がるお兄さんに、妹さんは「還暦過ぎの体力とは思えない」と笑っていました
施設をあとにし、昼食をとりました。和食レストランではうどんや天ぷら、ミニリブステーキにお刺身、ご飯に味噌汁がつき、食後にはコーヒーとあんみつを召し上がり、やはり妹さんに「還暦過ぎの食欲じゃない」と言われながらも満足した様子でした
お母様と妹さんを最寄りの駅まで送り、施設に戻りました
お母様からは「また機会があればぜひ来たい」とお言葉をいただき、充実した楽しい一日となりました
2026/03/03
施設ブログ
ルミエール
以前お届けしたきゃべつ栽培ですが、その後どうなったのかをお伝えします
10月に苗を植えた時に企画職員は、うまくいけば12月の終わりから1月の前半には収穫できると話していました
しかし11月頃、5つある苗のほとんどが虫にくわれてしまい、徐々に枯れていく様子がみられました
12月に入ると傍から見るかぎりでは完全に萎れてしまい、残念な結果になったと思えました
そして収穫時期だったはずの12月の終わり、「きゃべつはダメそう?」と企画職員に聞くと、「まだです」と答えが返ってきました。「可能性はあります」
その後も聞くたびに「栄養剤を入れれば」「もう少し様子を見てから」と諦める様子がありません
そうして1月が過ぎ、2月も後半になったある日、葉が紫に変色し、とてもこれからきゃべつになるとは思えない苗をしばらく眺めていました
それからそれまで何度も聞いては同じ答えが返ってきた質問を再度、企画職員に聞きました。「きゃべつはどう?」
しばしの沈黙のあと、企画職員は言いました
「ダメでした」
・・・その言葉を待っていた、正直に言うとそんな気持ちでした
可能性がゼロになるまで諦めない粘り強さとわずかな希望に賭け挑む姿勢、その畑魂とでも呼ぶべき情熱を前に、ただただ頭が下がる思いの4ヶ月でした
最後に、うまく収穫できた時に利用者さんに振る舞われたはずのきゃべつ料理、その世界中のどこにもない幻のきゃべつ料理に思いを馳せ、ご報告の終わりといたします