おしらせ

2026/07/30

施設ブログ

ルミエール

優秀なプチトマト、さようならきゃべつたち

5月に植えたプチトマトが収穫となりました。

 

いくつもの房にぶどうのようにたくさんのトマトが連なる、上々の出来に。

そつなく無難に実を結んでいったプチトマトたち。ひとつの房を一斉に実らせず、順々に食べごろに熟していき長く楽しませてくれる。もぎとった新鮮な果実をそのまま食べるだけで甘くておいしい。悪くない。

 

悪くないし──

 

全然悪くない。

 

しかし気になるのは、その隣でいまや妖気すら放つかのような、そう、きゃべつの存在。

春にいったんは息を吹き返したかに見えたきゃべつでしたが、今度こそ、もうこれ以上は…という段階になったようです。

 

去年の秋に苗を植えてから、期待や失望、執念や諦め、驚きや沈黙…菜園職員の様々な思いが去来したきゃべつ栽培。

 

スーパーに行けば無造作にダンボール箱に積み上げられたきゃべつがあり、みなさんの家の冷蔵庫にはこれといって使い道の決まっていないきゃべつがきっと眠っていることでしょう。

 

しかしわたしたちは10ヶ月の間、たったひとつかふたつのきゃべつがそこに実るかどうかに一喜一憂してきました。その極めて非効率な営みの中にどんな意味があるのかを考えることもなく。

 

いつかまたきゃべつの苗を植え、そっと土をかぶせていく菜園職員の姿を目にする時を待ちながら、ここできゃべつを巡るあれこれに終止符を打ちたいと思います。